位置、動き、人の脈拍や体温など、
さまざまな情報を計測するセンシングデバイス。
現代社会に欠かせないインフラの数々を支えています。
その技術を紐解けば見えてくるのは、
世界有数の水晶デバイスメーカーである
エプソンの姿です。

計ることで、
ワクチンを守る。

世界中を混乱させたパンデミック。その打開策として、大きな期待を背負ったのがmRNAワクチンでした。mRNAワクチンは非常に壊れやすい構造をしているため、およそ−75℃から−25℃という超低温を維持した状態で医療機関などに届けられる必要があります。そのデリケートな輸送を支えていたのが、エプソンのセンシングデバイスです。

センシングデバイスとは、センサーを用いてさまざまな情報を計測・数値化する装置のこと。位置を知る「ポジションセンシング」、脈拍などを知る「バイタルセンシング」、動きを知る「モーションセンシング」などがありますが、mRNAワクチンの場合は、「温度と位置」が文字通りの死活問題。それを極めて正確にセンシングすることで、ワクチンの品質を保ち、接種の普及に陰ながら貢献しました。

センシング技術で、
世界のインフラを支える。

エプソンのセンシングデバイスが高く評価されている理由。それは、エプソンが世界有数の「水晶デバイスメーカー」であることと関係しています。じつは水晶デバイスは、スマートフォンに代表される通信機器、パソコンなどの電子機器をはじめ、現代社会に欠かせないさまざまな製品の必需品であり、「産業の塩」と称されています。エプソンは1960年代から研究を始め、高品質な水晶デバイスを世界中のメーカーに提供しています。それが自社のセンシングデバイスにも活用されているのです。

センシングデバイスは非常に多くの分野で使われています。例えば加速度センサーによる「劣化予測」。エプソンの強みである高精度なセンシング技術により、大型機械や高層ビル、道路や橋など、社会に欠かせないインフラの健全度を見守っています。かつては実用化が困難とされてきましたが、その壁をエプソンの独自技術で乗り越えました。他にも、IoTで変わる民生・産業領域、5G等通信技術の進化で広がるネットワーク領域、EV化・IoT化でモビリティが変わる自動車の車載領域など、加速するさまざまなインフラのDX化をエプソンは陰ながら支えています。
日本・米国でトップレベルの特許数を誇る※1、エプソンの水晶デバイス。
これからも、さらなる省電力化・小型化・高精度化を進め、新たなソリューションの提案により、スマート化するあらゆるインフラを支え続けます。

※ 2021年の水晶デバイス特許公開件数:日本1位、米国2位、中国1位(エプソン調べ、中国は実用新案出願を含まない)

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