プリンター営業
Y.T.
Work Life Balance
Crosstalk
女性社員の働きやすさ座談会
プリンター営業
Y.T.
2009年入社
国内外のさまざまなエリアにおいて、プリンターの販売管理に従事。
現在は中南米エリアを担当している。3児の母。
自動化技術開発
Y.K.
2005年入社
機械科出身の知識を生かし、生産技術や技術開発を担当。
現在は自動化技術開発部に所属。2児の母。
人事
Y.O.
2020年入社
入社時から新卒採用を担当。採用媒体の活用戦略立案や、
インターンシップの企画・運営などに携わる。
01
Y.O. まず、お二人の就職活動について聞かせてください。会社選びにあたって、女性の働きやすさは重視しましたか?
Y.K. しました。メカ設計として「長く働きたい」ということが、就職活動の大切な軸でしたから。休みがきちんと取得できるかどうか、産前産後休業、育児休職(以下産休・育休)の制度が整っているか、他の会社と比較しながら検討しましたね。
Y.T. 私の場合、そこまで意識はしていなかったのですが、身近にエプソンの社員の知り合いがいて、よく話を聞いていましたし、有給休暇を取得している様子を見ていたので、心配はありませんでした。また、職場の雰囲気は気になっていましたが、就職活動で会ったエプソン社員全員、社風なのか長野の土地柄なのか、とにかく優しくて話しやすかったです。
Y.K. 穏やかな会社ですよね。そこは私にとっても魅力的でした。性格的に合いそうだな、と。
Y.O. お二人のおっしゃる感じ、すごくわかります。会社としては大規模でグローバルなのに、中に入ってみるとすごく穏やか。私もいい意味でギャップを感じました。
02
Y.O. お二人ともお子さんの産休・育休を経て復職していらっしゃいますね。
Y.T. 私は子どもが3人いて、2015年、2018年、2020年に産休・育休を取得しています。いまは短時間勤務で15:30を終業としながら、フレックスタイム勤務(※1)や在宅勤務を活用して育児と仕事を両立しています。
※1 フレックスタイム勤務:業務の必要性への対応・業務効率向上と個人生活の調和・負担軽減を合わせて実現することを目的とした勤務制度。業務に応じて合理的かつ計画的に出退社を時間管理できる。
Y.K. 私は2011年と2014年に産休・育休を取得し、復職後は最大2時間の勤務時間の短縮ができる短時間勤務を活用しました。ただ、一度は短時間勤務の活用を終了したんです。当時のエプソンは、小学1年生までしか短時間勤務が認められていなかったからです。その後、小学6年生の3月20日まで延長されたことをきっかけに、再び短時間勤務を始めました。
Y.O. まだ世間的に在宅勤務が一般的でない時に、育児・介護期限定の在宅勤務制度(※2)ができたことも、短時間勤務が小学6年生まで適用されるようになったことも、社員の声がきっかけだったとか。
※2育児・介護と仕事の両立を図るために、育児期・介護期に限り、時間単位で在宅勤務ができる制度。
通常の在宅勤務制度は、半日または一日のどちらかで在宅勤務をする必要がある。
Y.K. 「対話会」ですね。一人一人の困りごとを共有し合ったり、他社との制度比較を行ったりして、ダイバーシティの推進に生かそうという場です。「対話会」そのものも社員の発案で始まっていて、今ではさまざまな形で開催されています。エプソンらしい文化の一つかもしれません。
Y.T. 転職してきた方が、「エプソンは、意見がちゃんと上に反映される会社だ」とおっしゃっていましたが、その象徴のようなものですね。
03
Y.O. 育児をしていると、学校の長期休暇や、子供の突然の体調不良などに対応するのも大変だと聞きます。
Y.K. 学校行事や病気の時には、健やか休暇(※3)を使って対応しています。子どもが家にいる夏休みの間は、半日在宅勤務・半日出社という方法をよく使いますね。エンジニアだと在宅勤務は難しいと思われがちですが、設計の場合、CADなら家でもできますから。
※3 健やか休暇
前々年度以前の失効される有給休暇を、健やか休暇として積み立てることができる。(最高60日)
本人の医療・2親等以内の親族または同居家族の介護や育児を目的に使用することができ、半日単位の取得も可能。
育児の範囲は、子供の中学3年生までの学校行事等。
Y.T. そして長期休暇を取得したい時は、フレックス休暇(※4)を活用しています。独身の頃から、フレックス休暇を土日・祝日などにつなげて、年2回の長い休暇を楽しむのが習慣でした。いまはその時間を、家族旅行や里帰りに充てることが多いですね。
※4 フレックス休暇:
年5日、個人のライフスタイルに合わせ、個人が望む時期に連続休暇取得を可能にすることを目的とした休暇。 最大2回まで分けて使用することができ、土日・祝日などの休日と連続で取得することにより、長期休暇を取得することができる。
Y.K. 里帰りとは逆に、両親を長野へ招く際にエプソンの保養所を使えるのもいいですね。保養所はきれいで温泉もあり、旅館やホテルに泊まるよりお手頃なので私の両親のお気に入りです。
Y.T. もう一つ私がよく利用するのが、エプソンが株式会社マザーネットと提携している在宅ケアサービス制度(※5)です。病児保育やベビーシッターなどのサポートが受けられます。産前産後休暇中や勤務時間中に限られはしますが、月に16時間までは会社負担、超過分は自己負担で利用できます。子どもが急に熱を出したのに、たまたま両親ともに病院に付き添えない時や、保育園が急に休みになってしまった時に助かります。それから、2人目の妊娠後期のつらい時、送り迎えをお願いしていました。
※5 在宅ケアサービス制度
小学校6年生までの子供がいれば利用できる在宅ケアサービス。
女性のみではなく男性も働いている状態(帰宅が間に合わない状態)であれば補助対象とする。
子供が病気になった時の病院の付き添いや保育園のお迎え等、補助対象となる条件の範囲内で利用できる。
利用時間16h/月 超過分は、補助対象外の利用料金により利用可能。
04
Y.O. お二人のお話を聞いて、制度が手厚く整備されていることを改めて知ることができました。でも、いざ自分がその立場になった時、ちゃんと制度を利用できるかどうかは少し不安です。仕事が忙しい場合、本当に休めるのかなと。
Y.T. 心配しなくて大丈夫ですよ!
Y.K. 出産や育児を経験するとわかりますが、エプソンは、それぞれの働き方を本当に尊重してくれる会社です。急に休まなければならない時にはすぐにフォローしてもらえますし、困りごとを上司に共有する場もあり、支援や改善をしてくれます。
Y.T. 私の部署は女性比率が高く、海外在住経験のある方も多いです。そのせいもあってか、妊娠・出産を祝福し、サポートする風土ができています。先輩ママに相談に乗ってもらったり、これからママになる人の相談に乗ったりもしやすいです。
Y.K. 職場では、30代半ばから40代の子育て中の方がリーダーを務めるようになっています。その分、理解もサポート意識も強いと思いますね。
Y.O. お二人はいま、迷いなく仕事に打ち込めていますか。
Y.K. 一人目の育児を始めた時は、少しもどかしい思いもありましたね。最初はどうしても、できなくなったことに目が行ってしまって。
Y.T. 時間も無いし、体も大変。仕事だけに集中できないことにフラストレーションを感じたり、後ろめたくなったりします。これは、すべてのママ社員に共通する気持ちでしょうけど。
Y.K. でも、周囲に協力してもらえば、できることの幅がすごく広がることにも気付けました。上司や同僚のおかげですね。いまはまったくフラストレーションを感じず、チーム内で仕事の負荷量と進捗を確認しながら、設計・開発に取り組んでいます。同僚の仕事の負荷が高いときは、私から積極的にサポートするなど、お互い助け合う風土があり働きやすいです。
Y.T. 時間の使い方がうまくなりますよね。私も「時短中だから最低限のことしかできない」という時期がありましたが、いまはプロジェクトや研修にも参加することができています。
Y.O. そうですね、なんだか安心できました。ちなみに、子育て環境としての長野はいかがですか。
Y.K. 自然が豊かで、人が穏やかですね。また、私は小学4年生から岐阜で育ったのですが、あの頃に近い環境の中で子育てできるのがうれしいです。
Y.T. 首都圏と比較して幼稚園・保育園にも入りやすいですし、公園も多いので、いいことがたくさんありますよね。それに、車が中心の生活なのが実はすごく助かります。赤ちゃん連れで電車に乗るのは苦労しますけど、長野なら車でどこにでも行けますから。
05
Y.O. 最後に改めて、エプソンという環境の魅力を教えてください。
Y.T. こうして振り返ってみても、出産や育児に関する制度、立地を含めた環境面など、とても恵まれた会社だなと思います。もちろん、ただ制度があるだけではなく、当たり前のように使うことができることもエプソンの良さですね。
Y.K. しかも、制度はどんどん良くなっています。先ほど挙げた「対話会」のように、社員の声を制度に生かす環境が整っています。ぜひ、これから入社する方の価値観もどんどん取り入れながら、さらに働きやすいエプソンになっていってほしいですね。
Y.O. ありがとうございました。