
Interview
社員インタビュー
グローバルなフィールドで
さまざまなリーガル案件に挑む。
R.Y.
法務
2015年新卒入社
法学部 法律学科
- 入社動機
就職の軸は、法学部で学んだ専門性を活かせること、海外事業を展開している企業であること。エプソンはグローバル企業であり、情報関連機器はもちろん、産業用ロボットなど成長産業を持つことから、法律のプロとして活躍できるフィールドが広いと感じたことが決め手となった。
01
“法律のプロ”として活躍できる
可能性をエプソンに感じて。

現在所属する部署の役割とご自身の仕事内容を教えてください。
法務・コーポレートガバナンス部の役割は、大きく分けて「株主総会や取締役会等の運営企画」「全社的なリスクの予防・有事対応」「ビジネス法務」の3つ。そのなかで私は主力製品であるプリンター事業のビジネス法務を担当し、法的課題の探知・解決策の提案や契約書の作成支援など、随時30〜40件の案件に従事しています。
これまでに特に印象に残っている仕事について教えてください。
スタートアップ企業への出資案件をサポートしたことです。契約条件の交渉で膠着状況に陥ったため、私自身が先方まで出向き直接交渉することに。そこでface to faceで出資する側、される側の本音のところで熱く意見交換。その上でお互いに受け入れ可能な条件を提案したことで、交渉が大きく前進。パートナーとしての関係性の萌芽を感じると共に、法律のプロとしての自分の存在意義を実感することができました。
02
グローバルなリーガル案件で、
研修で磨いた語学力を活かす。

5年目に海外トレーニーを経験されていますね。
ロサンゼルスにある米国販売子会社のEpson Americaに赴任し、現地のリーガル部門でサポート業務を担いました。コロナの感染拡大を受け、1年間の予定が半年間に縮まりましたが、実際に海外ビジネスの現場を見聞し、そこで不可欠な語学力を磨けたことは、帰任後の様々な法務案件に大いに役立っています。
語学力はエプソンの法務担当に不可欠だと?
ええ、グローバルに事業展開するエプソンでは、製品の仕様変更一つとっても影響は海外に及びます。説明書・広告文言の問題の有無を海外のリーガルに問い合わせるなど、英語に触れない日はないですね。例えばある国内企業への事業譲渡案件をサポートした際、譲渡事業の展開先がアジアの子会社だったため、譲渡に伴う異動人員の処遇や、移管する事業用資産の瑕疵対応といった様々な法的手続きを、現地国の会社法、人事労務法、民法などを踏まえて検討する必要がありました。現地リーガル関係者との連携は当然英語で、不備なく譲渡を終えるためには高い語学のスキルが必須です。難易度は高いですが、海外志向の私にはこうしたグローバルなリーガル案件へのコミットこそ、我が意を得た機会。醍醐味を味わえたやりがいのある案件でしたね。


03
法務のスキルと好奇心を原動力に、
今後のキャリアに挑んでいきたい。

ご自身の成長を感じるのはどんな時ですか?
入社数年の経験では、先ほど述べたような海外案件はハードルが高かったと思います。語学力を高め、国内外のビジネス法務の場数を多く踏んだからこそ担えたのだと思います。自らの成長を確かめられたし、最近では想定以上の難易度の案件を担当しても、法的課題をクリアするための進め方やキーパーソン、ゴールに辿り着く最短ルートのイメージがつくようにもなりました。
今後のキャリアはどのように考えていますか?
法務一筋で磨いてきたスキルを活かせば、高い視点で会社全体を俯瞰する戦略系の立場や、その逆の現場に近い商品企画系や営業系など、別のキャリアにも挑戦できるのではないかと興味が湧いています。実は私は好奇心が旺盛で、それが仕事の原動力。例えば相談を受けた製品の製造年や販売状況、特徴など多面的に情報収集したくなる。そのモデルに興味を持ちヒアリング内容が充実するほどに、法務業務の死角が少なくなるからです。スキルアップや成長には、こうした好奇心が重要な鍵になると感じています。法務だけでなく様々な業務に好奇心を向けて、今後のキャリアに挑んでいきたいですね。
エプソンで今後挑みたいことは?
長期ビジョン「Epson 25 Renewed」で示されている通り、エプソンは事業活動を通じてさまざまな社会課題を解決するために、未知の分野の商品やサービスにも取り組んでいきます。未知のビジネスに未知の課題はつきものですが、これまで以上に新ビジネスのスキーム検討に早期から入り込み、事業部と二人三脚でエプソンの戦略実現に貢献したいと思っています。
One Day Schedule
1日のスケジュール例
- 8:45
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- 出社・朝会
- 部内の朝会にて、業務連絡の共有。
- 9:00
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- メールチェック
- メール確認、本日のタスク整理。
- 9:30
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- 部内打ち合わせ
- ビジネス法務のチーム内で推進する、競争法遵守活動プロジェクトについての打合せを行う。
- 10:00
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- デスクワーク
- 相談案件検討、依頼部門への回答を行う。
- 11:00
-
- デスクワーク
- 契約書案作成を行う。
- 11:45
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- お昼休憩
- 12:45
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- メールチェック
- メール確認、タスク整理
- 13:00
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- 打合せ
- 設計部門からの相談案件について打合せを行う。
- 14:00
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- 打合せ
- 調達部門の契約案件についての打合せを行う。
- 15:00
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- 打合せ
- 営業部門からの相談案件について打合せを行う。
- 16:00
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- デスクワーク
- 相談案件や契約案件について、打合せ内容のもと検討を行う。
- 18:30
-
- 帰宅
Off Style
オフの過ごし方
旅行が好きで、暇を見つけては国内外問わず旅に出ていました。コロナが落ち着いたら、ベトナムへグルメツアーをしようと企画中です。エスニックのあの辛さが今から恋しいですね。旅行前には観光スポットだけでなく、歴史や民族、文化、宗教などを徹底調査。好奇心はここでも止まりません。