経歴

2017年〜2021年:PLCとオプション品の設計開発

経験・スキル
  • 電気設計評価
  • ソフト設計評価
  • 顧客の技術サポート
  • ロボット制御機能の開発
入社動機

ロボットの制御開発に携われる企業への就職を目標に転職活動を行い、エプソンに転職。ロボットに関する特許の出願件数が非常に多いこと、高い制振技術を持つことなどが魅力だった。

01

開発を突き詰めながら、
自分を磨ける環境へ。

転職を決意した理由を教えてください。

担当していたプロジェクトが一段落したタイミングで、新しいチャレンジをしてみようと思いました。前職ではPLC(モーションコントローラー)の開発を手がけていたのですが、関わる人数が少ないこともあり、いくつもの分野や業務を掛け持ちする必要がありました。「ソフトウェアだけではなく電気も」「開発だけではなくお客様のサポートも」といった具合です。幅広く仕事ができる良さはあったのですが、何かに特化した開発を突き詰めたいという思いも膨らんでいました。その時に頭をよぎったのが、大学院時代から興味を持っていたモーターの制御技術開発でした。

エプソンを知ったきっかけは何ですか?

前職が長野県内に設計開発拠点のある電機メーカーだったこともあり、エプソンについてはよく知っていました。エプソンといえば産業用ロボット、特にスカラロボットのイメージがありましたし、ジャイロセンサーを活用した制振制御技術にも定評があります。ロボット分野における特許の出願数も群を抜いている。つまり、技術開発に非常に力を入れていて、素晴らしい環境が整っている企業に違いないと想像しました。そんなエプソンなら、モーター制御の技術開発に思いきり打ち込みたいという願いも叶うかもしれない。待遇や福利厚生をチェックすることもほとんどなく、とにかく技術力と仕事に興味を惹かれました。

02

エプソンは今も発展途上。
だから、キャリア入社でも馴染みやすい。

現在の仕事内容を教えてください。

モーターの制御開発に携わっています。制振制御機能のファームウェア設計とその評価です。前述の通り、制振制御はエプソンが極めて優れた技術を持つ分野です。そこで実力を磨きたくて配属を希望していたのですが、希望が叶い、開発した技術が製品に搭載され、お客様にお届けできると思うと嬉しかったですね。事前にイメージしていた通り、技術のレベルも非常に高く、製品サイトではさりげなく紹介されている機能が、じつは驚くほど高度で複雑な技術のうえに成り立っていることもあります。技術者として、刺激の絶えない環境です。

逆に、イメージとのギャップを感じた部分はありますか?

規模が大きな会社なので、組織も人材も成熟しているのだろうと思っていました。けれど、私が配属された事業部は、エプソンの中ではまだ発展途上。異動や中途採用を通じて人材を集め、試行錯誤しながら事業を成長させようとしています。だからこそ多様な人材が揃っていますし、私自身も打ち解けやすい雰囲気がありました。それから、これはギャップというわけでもないのですが、食堂がきれいでメニューも豊富なのはうれしかったですね。入社前にはそこまでチェックしていなかった福利厚生の一つですが、働きやすさもやっぱり大切だなと実感しています。

もともと定評のあるエプソンのロボット制御技術を、さらに盤石なものへ。
オフには社内の仲間と連れ立ってサイクリングに出かけることも。事業部を超えたつながりをつくる機会にもなる。

03

任されることで学びを深め、
新機種の進行役へ。

これまでに携わった仕事で、最も印象に残っているのは?

入社からわずか半年後にファームウェア設計を任せてもらったことです。既存の機能やソフトウェアについて学んでいる最中だったので、「こんなに早く?」と驚きました。0からの設計ではなく、先輩が開発した要素技術を製品に落とし込む仕事だったのと、その先輩をはじめとする周囲の方々からのサポートによってどうにかやり遂げることができましたが、苦労は多かったですね。同時に、若手にここまで任せるからこそ優秀なエンジニアが育つのだという、エプソンの秘訣を知った思いでした。

任される範囲は、その後も拡大しているようですね。

はい。現在は次期コントローラーのファームウェア設計と実装、評価に携わっています。最近では、新機種の開発プロジェクトを推進するために、課の代表としてミーティングに参加するようにもなりました。課ごとのタスクを割り振るようなミーティングに臨む際には、自分が所属する課の状況や、保有する技術を把握しておく必要があります。設計や評価に関しても、モーターだけに留まらず、課内のほかのチームの担当領域にまで目を向けなければなりません。そうしたポジションに身を置けたおかげで、視野も確実に広がっていると思います。

エプソンで今後挑みたいことは?

すでにレベルの高いエプソンの制振制御技術をさらに向上させ、他社を圧倒するようなロボットをつくりたいですね。それだけではなく、現在の延長線上にはない、新しい技術の開発と実用化にも挑んでみたいです。周囲を巻き込んだ開発を行い、お客様の困りごとを解決していけるようなエンジニアに成長したいと思います。

One Day Schedule

1日のスケジュール例

8:30
出社
車で通勤。自宅から10分ほどで到着。
8:45
朝会
課のメンバーが集まって業務内容を共有。その後、チームごとで進捗状況などを話す。
9:00
プログラムの実装と評価
自分のスペースで集中して仕事に取り組む。ときどき会議に参加することも。
12:00
ランチ
事業所内の食堂へ。ラーメンが気に入っていたが、最近は健康を考えて魚を使ったメニューを選んでいる。
13:00
プログラムの実装と評価
午前中に引き続いての業務。ほかのチームで持ち上がった不具合に対して、解析や修正などのサポートを行うことも。
16:00
ミーティング
定例で開催されるミーティングに参加し、進捗状況や課題を共有。その後は再びプログラムに取り組む。
18:30
退社
前職よりもかなり早く帰れている。帰宅後は制御工学の勉強をしたり、ドラマを見て息抜きをしたりして過ごしている。

Off Style

オフの過ごし方

高校時代に始めたサイクリングに、今もよく出かけています。もはや趣味を超えた習慣になっているので、自転車に乗らないとなんとなく調子が出ません。白馬や美ヶ原など、サイクリングにぴったりの場所がいくつもあるのは長野県のいいところ。自転車で山を登っていると、本当に気持ちがいいです。