経歴

2009年〜2014年:輸出管理業務

経験・スキル
  • 装置トレーニング業務(スケジュール管理、通訳、マニュアル管理)
  • 品質管理(ISO9001対応、顧客監査対応、品質管理規程類の管理、品質トラブルの情報共有ツールの提供)
  • 輸出管理(該非判定、社内教育、HSコード登録)
  • 主な保有資格:品質管理検定2級、通関士
入社動機

前職までの経験を生かし、輸出入の実務に携わるために転職活動。該当する職種の募集があることに加え、立地や安定性といった要素も検討してエプソンに入社。

01

きっかけは立地。
経済誌と口コミで確信。

転職に至ったプロセスを教えてください。

前職では輸出管理業務に携わっていました。ただ、所属していた部署では輸出入の実務を行う機会がなく、その経験を積みたいと思いながら転職活動を始めました。出身地である山梨県に近い企業からホームページをのぞいてみて、まさに希望通りの職種でエプソンがキャリア採用を行っていることを知りました。そういえば、高速道路から何度かエプソンの社名を見かけたことがありましたし、会社で使っていたプロジェクターもエプソン製。OHPからプロジェクターへの入れ替えも経験したことがあり、当時は「すごい製品があるものだな」と感心していました。そんな個人的な思い出からも、どことなく親しみを感じていましたね。

立地や職種のほかに、どんなポイントをチェックしましたか。

経済誌はチェックしました。せっかく転職するなら腰を据えて働ける会社がいいと思っていたので、安定性についてのランキングなどに目を通していました。その結果、エプソンは経営的には全く問題がなさそうなことを確認できました。それから、リアルな口コミ。じつは知り合いの配偶者が何人か、エプソンに勤めていたのです。「雰囲気がとてもいい会社だ」という声を聞き、その点でも落ち着いて仕事に打ち込めそうだと感じましたね。

02

リスクを下げて、スピードを上げる。
ものづくりを支える輸入業務。

現在の仕事内容を教えてください。

主にプリンター事業部の海外現地法人から届く、海上貨物の輸入業務を手がけています。海外拠点で製造されて日本国内で評価を行う完成品や、展示会に出品していた製品の返送などが多いですね。最近は大型貨物の輸入も増えているため、輸入時点だけではなく、その前後のプロセスにも配慮することでダメージリスクを最小限にするよう努めています。たとえば、展示会への出品物。「輸出時と同じく、サビを防ぐ真空梱包がされているか」「適切に積み込まれているか」などを写真で送ってもらい、確認することもあります。また、急な依頼が多いのもこの仕事の特徴でしょうか。「一刻も早く市場に出したいので、完成品の評価を急ぎたい」「量産のための部品が早くほしい」など理由はさまざまですが、特に午前中は慌ただしく、気づいたら昼になっていることもよくあります。

前職の経験はどのように生きていますか?

エプソンに入社する直前の5年間は輸出管理業務に携わっていました。中心となっていたのは、海外へ輸出する貨物が輸出規制に該当しないかどうかを確認する該非判定。そのほか、輸出入の申告時に品目ごとに付番されるHSコードの登録、輸出管理についての社内教育も行っていました。こうした経験や知識は、今の業務にも十分に生かせていると思います。

輸入時のダメージリスクを軽減するため、大型の製品は梱包方法まで遠隔で確認。
YouTubeをきっかけにはまった、家族にも大好評のドライカレー。レシピを試行錯誤中。

03

混み合う東京湾のほかにも新しい港を開拓し
貴重なノウハウの蓄積へ

これまでに携わった仕事で、もっとも印象に残っているのは?

東京港の代替として、名古屋港、清水港を活用する取り組みは印象深かったですね。もともと東京港は混みやすいうえ、当時は国際的なスポーツイベントの開催を控え、さらなる混雑が予想されるタイミングでした。災害への備えなど、BCP(事業継続計画)対応としても新しい輸送ルートを開拓しておきたい。そこで、海外現地法人や調達部門と議論しながら、トライアルを実施することにしたのです。いつもなら現地に任せる手配にも踏み込んで万全を期しつつ、港が変わることで、前後のスケジュールに支障がないか、ものづくりに影響がないかを入念に確認。徹底的な事前準備によって、トライアルも、それに続く本運用も問題なく実行できました。この時に確立した仕組みによって現在も名古屋港と清水港の活用が続いているほか、同様の対応を新たに行う際の貴重なノウハウとして役立っています。個人的にも、業務に対する自信を深めることができた経験でした。

エプソンに入社してよかったと感じるのは、どのような点ですか。

いくつかあります。まず、いい意味で「古き良き会社」だという点。新しい制度がつくられる時などには、まず労働組合を通じて周知があり、組合員の同意を得たうえで丁寧に進められます。労働組合がしっかり機能しているのは安心だなと思います。それから、ハイレベルな技術を自社で保有しているのも頼もしいですね。あとは、小学生のわが子にも分かる会社だというところ。スーパーのレシートプリンターや学校のプロジェクターなど、エプソンのロゴを見つけると子どもがすごく喜ぶのです。そういった点においても、誇りを持って働ける会社です。

エプソンで今後挑みたいことは?

エプソン製品についての知識を広げていきたいと思います。現在、輸出時に必須となるHSコードを品目ごとに登録する業務も行っていますが、製品知識がないと付番すべきコードをすぐに判断することができません。イメージよりもずっと多彩なエプソン製品の中には、まだまだ私が知らないものもたくさんあります。机上ではもちろん、機会があれば現物にも触れながら理解を深め、スキルアップしていきたいですね。

One Day Schedule

1日のスケジュール例

8:00
出社
フレックス勤務を利用して早めに出勤。メールチェックなどをこなす。
9:00
朝会
課全体での情報共有を行う。
9:10
輸入手配
手配依頼に対応。貨物の入港状況の確認や、通関業務や配送の外部依頼なども行う。海上だけではなく、航空輸送を扱うことも。輸入業務は午前中が勝負なので、慌ただしく過ごす。
12:00
ランチ
持参したお弁当を自席で味わう。
13:00
チーム会
輸入に携わるメンバーが集まり、共有事項などを確認。
13:10
輸入手配ほか
午前中に引き続いての輸入手配、レンジアウトやHSコード付番といった輸出申告対応。
16:45
退社
早めに出社した分、早めに退社。学校に子どもを迎えに行く。

Off Style

オフの過ごし方

YouTubeでレシピを見つけたことをきっかけに、ドライカレー作りにはまっています。動画で使用されていた手動のみじん切り器も衝動買いし、実際に作ってみると味にうるさい家族にも大好評。レパートリーは増えるし、家族は大喜びだし、良いことづくしです。隠し味などを工夫していくことで、さらに良いものができそうなので、これからも楽しみながら作りたいと思います。