Interview
社員インタビュー
微細な技術革新で、
超スマート社会を大きく支えていく。
T.W.
タイミングデバイス技術
2017年新卒入社
工学部 電気電子工学科
- 入社動機
働きやすいかどうかを重視して企業選びをした。地方で余裕を持って働くことができ、社員の印象も良かったエプソンに決める。また、腕時計をはじめとする精密技術にも興味を惹かれた。
01
人生の半分を過ごすにふさわしい、
働きやすさを探して。
どんな軸で就活をしましたか?
最優先だったのは「働きやすさ」です。会社は、人生の半分以上を過ごすかもしれない場所。社内の雰囲気が良いか。福利厚生が充実しているか。ワークライフバランスを大切にできるか。さまざまな切り口から検討しました。エプソンは、会社説明会で出会った社員の誰もが気さくで話しやすく、会話を通じて福利厚生が非常に充実していることが伝わってきました。また、拠点の多くが地方にあることも私にとっては魅力的でした。都心のように満員電車に乗ることもなく、余裕を持って働いたほうがワークライフバランスはきっと整えやすいはず。こうしたメリットを重ね合わせて、エプソンを選びました。
仕事や事業にはどのような魅力を感じましたか?
もともと細かい作業が好きなので、腕時計に代表される精密部品を扱っていることに興味を持ちました。ただ、その腕時計にも使用されていて、後に私が技術開発を担当することになる「水晶振動子」について知ったのは入社後のことです。水晶振動子は、腕時計はもちろんスマートフォンやパソコンといった電子機器の電子回路を正しく動作させるために不可欠で、これからの超スマート社会においてはますます重要になる製品の一つ。そういったものをパイオニアとして扱っていることを知り、ますますエプソンという会社に興味を持ちました。
02
社会に欠かせない製品で、
生産プロセスを革新する。
現在の仕事内容を教えてください。
フォトリソグラフィという技術があります。その名の通り、写真の露光技術を応用して超微細なパターンをつくる技術のことです。エプソンは数十年にわたって、フォトリソグラフィ技術を水晶振動子の生産プロセスに取り入れてきました。一定の成熟を迎えた技術にも見えますが、まだまだ発展の可能性を秘めています。フォトリソ加工により、エプソンはこれまで高周波製品としてさまざまな水晶振動子・発振器を世に送り出してきましたが、近年の高周波化・小型化の要求の高まりに応えるため、さらなる寸法精度向上に向けた取り組みを進めています。そして、半導体技術の応用や新規プロセス・新規装置の開発を行うことで、より一層の高周波化の可能性が見えてきました。実現に向けて要素開発を含め、さまざまな試行錯誤を重ねているところです。
どんなところにやりがいを感じますか?
先ほども触れた通り、水晶振動子はスマートフォンやパソコンといった電子機器に欠かせないものです。その生産プロセスを革新することで、エプソンの市場優位性を生み出すと同時に、社会にも大きく貢献できるかもしれません。また、その歴史と精密さにおいて、水晶はエプソンの粋を集めたような領域。そんな技術を継承し、より良く変えていけるところにもやりがいを感じています。誰もやっていないことに挑む難しさを伴いますし、だからこそ壁も多いのですが、それを超えていく楽しさは何ものにも代え難いですね。
03
入社2年目。
冷や汗がもたらした成長。
最も印象に残っている仕事のエピソードを教えてください。
よく覚えているのは、入社2年目の5月に任された監査対応です。年に一度、国際規格に合致した作業現場や工程管理がなされているかの外部監査で、監査員からの説明や質問への回答を行う役目です。技術担当として新人も同然だった私は必死に予習し、製品や現場、工程管理についての知識を詰め込んだうえで監査当日に臨みました。ところが慣れない空気に飲まれたせいか、急な質問に答えられず上司に助けを求める場面も。監査そのものは無事に終わったものの、冷や汗が止まらない出来事でした。しかし、この経験のおかげで知識が深まったばかりか、円滑にコミュニケーションを取るための振る舞い方や伝え方、事前準備の大切さにも気づくことができました。もしかしたらそれを意図して任された仕事だったのかなと、今になってありがたく振り返っています。
就活で重視していた「働きやすさ」はどうでしたか?
待遇や制度の充実はもちろんですが、何よりも風通しの良さを実感しています。誰とでも気軽にコミュニケーションが取れて、言いたいことを言いやすい。私は経験豊富な社員と組んで仕事を進めていますが、いわゆる「師匠と弟子」ではなく、対等に議論もできる関係性です。上司との距離も、個人的な仕事の悩みをフラットに相談できるくらい近いです。会社の方針を伝える時も、ただ上から下に降ろすだけではなく、しっかり納得がいく形で説明してもらえます。それがあるからこそ、会社の目標を自分ごととして捉え、仕事に全力を注ぐことができる。働きやすさにおいて最も大切なのは、こうした人間関係の良さなのだと改めて思います。
エプソンで今後挑みたいことは?
水晶を通じてこれからの超スマート社会を牽引するために、今ある技術の伸長にとどまらない、まったく新しい技術開発に挑みたいと思っています。この目標の達成に向けてブレることなく打ち込むことで、やがてエプソンにしかない価値を生み出し、それが社会貢献にもつながっていく。社会になくてはならない製品を扱うエプソンだから味わえる醍醐味ではないでしょうか。
One Day Schedule
1日のスケジュール例
- 8:15
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- 出社
- 自宅から車で通勤。所要時間は約10分。
- 8:30
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- 朝会
- 前日の出来事や進捗、本日のスケジュールなどを共有。困りごとや課題について課内で意見交換。
- 9:00
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- 資料作成
- 進捗共有を目的としたレビュー資料の作成。
- 10:30
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- 装置メーカーとの打ち合わせ
- 装置仕様について相談。
- 11:45
-
- 昼休み
- 職場メンバーと楽しくランチ。
- 13:00
-
- 技術評価
- 評価用サンプル作成や測定対応。
- 17:30
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- 1日のまとめ
- 進捗整理、関係者と課題共有など。
- 18:00
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- 退社
- ドラマを観たり、スポーツジムで筋トレしたり。
Off Style
オフの過ごし方
土日は基本的に妻とお出かけを楽しみます。温泉に行ったり、スポーツジムに行ったり、近県のショッピングモールまでドライブしたり。地方でありながら、車があれば生活に不便を感じないのは良いですね。また、野球が趣味なのでNPBやMLBもよく観ています。NPBは東京ドームへ観戦に行くことも大好きです。長野で暮らして感じるのは、空気がとにかくきれいなこと。出張で都会の空気に触れると、ますますそう思います。阿智村の星空や諏訪湖の湖上花火など、景色もイベントも見どころばかりです。特に感動したのは上高地。日本とは思えないほどの絶景を見ると、ストレスも吹っ飛びます。