Interview
社員インタビュー
立ち上げて、量産し、世の中へ。
1から100を生むものづくりの中心で。
K.T.
インクジェットヘッド生産技術
2020年新卒入社
理工学研究科 電子工学専攻
- 入社動機
自分が携わった製品が、広く世の中の目に触れるようなものづくりの会社を志望。プロジェクター市場で国内最大のシェア(※)を持つエプソンを第一志望として就活を進め、入社を果たした。
※スクリーンレスTV製品を除く500ルーメン以上のプロジェクターシェア FY2023
01
プロジェクターと諏訪に魅了されて。
エプソンに興味を持ったきっかけを教えてください。
最初に社名を見かけたのは、大学院のプレゼンで使ったプロジェクターでした。そこからプロジェクターに対する興味が募り、2020年当時にお台場にあった「エプソン チームラボボーダレス」にも足を運びました。プロジェクターといえば情報を投射するための機器というイメージがあるかもしれませんが、決してそれだけではない。豊かな表現力があり、人を魅了するような演出もできます。そのプロジェクター市場において、国内最大のシェアを持つエプソンが、私の第一志望になったのは当然のなりゆきでした。じつを言うと、ほかにもいくつかプロジェクターのメーカーを受けてはいます。それでも、エプソンの位置は揺らぎませんでした。
東京から長野に移り住むことに不安はありましたか?
私にとってはむしろプラスでした。というのも、私は大の「諏訪好き」です。中学生くらいの頃、親戚からガラスの里や御神渡りの話を聞いて、この目で見てみたいとずっと思っていました。大学に入ってそれが叶い、ガラスの里はもちろん、諏訪大社や立石公園、諏訪湖の湖上花火などをひと通り体験してからというもの、すっかり虜になりました。中でも諏訪大社は、パワースポットとしてとても気に入っています。上社は心落ち着く雰囲気に満ちていて、下社は大きなしめ縄が迫力満点。エプソンの本社が諏訪にあることも、志望動機のかなり大きな部分を占めています。
02
異動が教えてくれた、
1から100をつくる楽しさ。
入社からこれまでの経歴を教えてください。
初配属先はプロジェクターの生産技術を担当しました。希望していた通りの部署で、表面処理工程を担当することができました。ところがその半年後、インクジェットヘッド生産技術部に異動することが決定。正直なところ、最初は戸惑いもありました。けれどすぐに気づいたのは、新しい業務にあふれていた「ものづくり感」。インクジェットヘッドやフィルターの組立工程を担当したので、1から100をつくっていくような手応えを強く感じたんです。「自分が携わった製品が、広く世の中の目に触れるものづくり」——そんな、私の本質的な志望動機にフィットした配属だったのだと今は思っています。
異動後に担当した業務で、印象的だったのは?
あるインクジェットヘッドの製造工程を、私が所属する広丘事業所から秋田エプソンに移管するプロジェクトの主担当をつとめました。まず取り組んだのは、秋田エプソンのメンバーを広丘に招き、現場見学やプロセスの読み合わせ、実際の組立などを体験してもらうこと。その後、秋田エプソンでの手作業を中心とした試作、装置を入れた量産のテストと進んでいきました。今は量産を進めながら課題を洗い出し、解消していくフェーズに入っています。広丘の装置を秋田に持ち込んで立ち上げる際には、私も1か月ほど現地に滞在し、製造メンバーへの指導も担当しました。ここまで約1年。そのボリュームに比例して、やりがいも特大でした。
03
新しい何かで、
ものづくりの可能性を広げる。
工程移管において、最もやりがいに感じたこととは?
該当の工程でつくられるインクジェットヘッドには新技術が盛り込まれ、前例のない形状をしています。移管を通じて知見を蓄え、広げていくことができれば、今後の開発や量産に役立つだろうと感じていました。また、このインクジェットヘッドは外販品。ものづくりの可能性を広げ、社会課題の解決の解決に貢献するためにエプソンは近年になって外販に力を注いでいます。その一助になれることも嬉しいですね。個人的には、いよいよ量産が本格化したら自分はどんなに感動するだろうと楽しみにしています。
エプソンの強みとは何だと思いますか?
新しいものを積極的に取り入れる姿勢だと思います。それを身近に感じられる一例がDX推進。私が所属する部門では、業務効率化のためにアプリを取り入れ、タスクの管理や課題共有をしやすい環境を整えています。資料の回覧や承認はほとんど電子フローに移行していますし、部門によってはAIの活用が当たり前になっているとも聞きます。こうした取り組みのおかげで業務が進めやすいのはもちろん、挑戦の背中を押してくれる社風を実感することにもつながっています。
エプソンで今後挑みたいことは?
工程移管を通じて蓄積できた、一つの機種の立ち上げから量産までをやり切って、製品をお客様の元へ送り出す経験。これをしっかり完結させたあとは、ほかの機種でもさらに経験を積み重ねていきたいと思います。自分を主体とした機種推進ができる存在として、成長を果たしていきたいですね。
One Day Schedule
1日のスケジュール例
- 8:00
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- 出社
- メールとTeamsの確認。
- 8:30
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- 朝会
- メンバー間で進捗状況を共有し、業務内容を報告。
- 9:30
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- クリーンルーム作業
- 試作品の洗浄装置を立ち上げる。
- 10:30
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- デスクワーク
- 技術評価の結果をグラフにするなど、資料化を進める。
- 11:45
-
- 昼休み
- 昼食をとり、午後に備えてひと休み。
- 12:45
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- 設計検討会
- 工程における不具合の原因を突き止め、改善について設計部門と意見交換。
- 14:00
-
- デスクワーク
- 午前中に引き続き、データのまとめ作業。
- 15:00
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- 会議
- 工程の自動化に向けた課題のすり合わせ。
- 16:00
-
- クリーンルーム作業
- この日の作業を振り返り、問題や設備の不具合があれば改善に取り組む。
- 18:00
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- 退社
- 帰宅後は友人とオンラインゲームを楽しむ。
Off Style
オフの過ごし方
インドア派なので、友達と通話しながらオンラインゲームをしたり、個人的に3Dモデリングの勉強をしたりしています。基本的には自炊をしているので、おいしいものを作って食べることも大好き。得意料理は回鍋肉です。外食であれば長野名物のうなぎもいいですが、茅野駅前にある「さくらさく」というお店の馬刺しがイチオシです。また、長野の移動は基本的に車。運転は好きなので、移動も楽しめています。2週間に1度は、車で東京に遊びに行っています。