Interview
社員インタビュー
日本と東南アジアの声を集め、
課題解決型の
ものづくりを支える。
M.O.
プリンター営業
2022年キャリア入社
前職:工作機械メーカー
- 経歴
2005年〜2021年:アパレル向けデザインシステムのインストラクター、同システムの国内営業
- 経験・スキル
- アパレルデザインシステムのインストラクター
- 同システムの国内営業
- ファイナンシャルプランナー2級
- 基本情報技術者試験
- 入社動機
ものづくりを大切にし、環境・ウェルネス施策にも力を入れるエプソンに共感。お客様の効率的なものづくりを支え、よりよい暮らしの実現に貢献できる仕事だと感じた。
01
ものづくりの会社を、
販売力でさらに強く。
前職でもエプソンとつながりがあったとか。
そうなんです。エプソン販売とコラボレーションセミナーを開催したり、手がけていたシステムの推奨プリンターがエプソン製品だったり、何かと縁はありましたね。当時から、ものづくりに強いこだわりのある、いい会社だなとは思っていました。転職先として意識したきっかけは、あるお取引先から「あなたはエプソンのほうが合っているんじゃない?」と言われたことです。エプソンは販売力の強化に乗り出そうとしていましたから、私が持つ国内営業のスキルがマッチしそうだと思われたのかもしれません。
では、迷いなくエプソンへ?
自信がなくて迷いました。というのも、営業歴12年のうち、6年間は産休・育休や時短勤務でイレギュラーな働き方をしていたんです。胸を張って転職できるほどの経験は積めていない——自分ではそう思っていました。でも、エプソンの役職者と面談して、ためらいは消えました。「エプソンはものづくりが強い反面、直販の力が弱い。危機感を持っています」。その率直な話しぶりから本気度が伝わってきましたし、お役に立てることがありそうだと直感しました。「それならぜひ」と、家族全員で長野に移住し、エプソンに入社することを決めたんです。
02
国境を越えて、
販売会社をサポート。
いまの仕事内容を教えてください。
プリンターの販売会社と本社をつなぐ窓口役として、さまざまなサポートを行っています。担当しているのは、日本と、東南アジアの窓口であるシンガポールの販売会社。世界9大販社のうちの2社です。生産管理や各種の情報共有など業務は多岐にわたるのですが、特に比重が大きいのは「サンプル対応」と「展示会」。販社の先にいるお客様の要望に合わせて印刷サンプルを手配したり、国内外の展示会を準備し、当日もアテンドしたりしています。展示会への参加は、まだまだ不足しているプリンターの知識を私自身が吸収したいという狙いもありますね。
エプソンを内側から見て、率直にどのように感じていますか。
魅力が本当に多い会社だからこそ、あえて厳しい部分を挙げるなら、まだまだビジネスがプロダクトアウト的だなと感じています。「こういうものができたから、こう使ってほしい」と考える傾向があるのです。エプソンらしい課題解決型のものづくりを徹底するには、お客様とじかに接する販売会社の声にもっと耳を傾け、生かしていくべきだと思います。ただ、エプソンがすごいのは、自分たちの弱みを自覚したうえで積極的に変わろうとしていること。キャリア入社の私も、改善に向けたさまざまなプロジェクトに参加しています。意見を出した時、「やってみよう!」というリアクションをもらえるのが嬉しいですし、プロジェクトメンバーとの意見交換や検討結果をもとに製品開発に反映され、製品化につながることも手応えがあります。
03
開発とお客様をつなぎ、
次世代インクの開発を推進。
ご自身が関わった、新しい取り組みの具体例を教えてください。
データ管理システムの改善、AIの活用……などいろいろある中で、特に印象深かったことは、次世代インクの開発現場にも立ち会えていることでしょうか。エプソンには「SurePress」というデジタルラベル印刷機があります。ラベルは食品や日用品、医療品といった幅広い分野で使用されていますが、印刷が難しい素材や課題もいくつかありました。お客様からのご要望を受け、それをどうにか改善できないかと手探りでサンプルづくりに取りかかったところ、聞きつけた次世代インクの開発チームと連携して取り組むことになったのです。
より大きなプロジェクトに育ったんですね。
もともと開発チームでは、印刷が難しい素材への対応をひとつの目標にしていたようです。そこに営業側の私たちが合流し、開発チームがお客様に直接ヒアリングできる場を設定しました。耐候性や強度など、素材がさらされる使用環境をきめ細やかに把握し、お客様が本当に望む課題解決につなげるための橋渡し役を担ったのです。転職してまだ1年も経っていないのに、こういった重要なプロジェクトに参加できたことを本当に面白く感じています。
エプソンで今後挑みたいことは?
前職での営業経験を生かしてお客さまニーズと期待を理解し、製品の開発や改良につなげることで自社製品の共同開発者になりたいと考えています。さらに、自社製品の魅力を引き出してお客さまにお伝えし、国内外の多くのお客さまにお届けすることで、エプソンの成長を支えていくことが営業としての私の夢です。
One Day Schedule
1日のスケジュール例
- 8:15
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- 出社
- メールで届いた販売会社からの問い合わせや、プロモーションの相談などに対応。
- 8:45
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- 朝会
- 営業部内での情報共有。持ち回りで担当する、テーマ自由の1分間スピーチも。
- 9:30
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- サンプリング
- 新たにロンチしたプリンターを使い、お客様指定の資材・データでサンプル作成。
- 12:30
-
- ランチ
- 食事自体は30分程度ですませ、あとは自分のスマホでLINEチェックや情報収集。
- 13:30
-
- 会議
- ラベル印刷機の全体会議。技術部門も含めた数十名で、課題とその解決策を協議。
- 14:30
-
- 来客対応
- 入念な準備を経て、実機によるお客様へのデモやショールームへのご案内を行う。
- 19:00
-
- 退社
- 本日の出来事についてのレポート作成や、メールチェックを完了させ、退社。
Off Style
オフの過ごし方
子ども二人がまだ保育園児なので、週末の過ごし方は大阪にいた頃とあまり変わりません。ただ夫も子どもも雪が大好きなので、冬にはスキーやそり遊びなど長野らしい休日を楽しんでいます。先日は、エプソンの社員が所有している畑にお邪魔して、家族全員で大根やネギの収穫を体験させてもらいました。子どもたちも大喜びでしたね。