入社動機

エコロジー経済学のゼミで学んだことをきっかけに、業種を問わず環境問題への取り組みを行っている企業を志望。特に活動が具体的だったエプソンを選んだ。

01

担当したい製品を、
面接で逆指名。

「環境」を軸に就活し、エプソンへの入社を決めたそうですね。

はい。今はほとんどの会社が環境問題への取り組みを謳っているのですが、私が妥協しなかったのは「具体的かどうか」。ホームページを細かくチェックして、より具体的に活動している会社を探しました。エプソンには環境に関する魅力的でスケールの大きな取り組みがいくつもあり、特に引き込まれたのは乾式オフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」でした。オフィスで使用された紙を新しい紙に生まれ変わらせる製品です。製紙工程で水を使わず(※1)、カーボン・オフセットの併用でCO2排出量は実質ゼロ(※2,3)。そのような特徴をもつPaperLabの営業活動にぜひ関わってみたいと思ったのが、最大の志望理由です。

※1 機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。
※2 PaperLabの通常の用紙を製造する過程で排出されるCO2の量を100%とした場合、PaperLabの環境配慮技術で約40%(6.24t)、カーボン・オフセットの実施で約60%(9.13t)を削減し、CO2排出量を実質ゼロにしました。計算方法などの詳細はこちらをご覧ください。
※3 日本国内のみの施策で、2022/3/29より実施。

入社しても、PaperLabに関われなかったとしたら?

面接の時もそう聞かれましたね。もちろん、PaperLabを生み出したエプソンという会社そのものにも惹かれていたので、「どこであっても、配属された先で頑張ります」と答えました。その後に「でも、いつかはPaperLabで」としっかり付け加えましたが。ふたを開けてみると、初配属で希望通りにPaperLabの担当になれました。言い続けたことで、熱意が伝わったのかもしれません。

02

日本での成功体験を基に、経験をバネに、
新カテゴリーの扉を世界で開く。

現在の仕事内容を教えてください。

PaperLabのセールス&マーケティングを担当しています。法人のお客様に直接的な提案を行うのは販売会社なのですが、そのサポートが業務の中心です。入社1年目で日本国内を担当し、2年目からは中国、さらに東南アジアの統括窓口であるシンガポールが加わりました。販売促進用の資料作成やノベルティの企画、日本での成功事例を海外市場で生かしてもらうための情報共有などを行っています。

PaperLabは市場にどのように受け入れられているのでしょうか。

特に日本国内では、紙の再生という機能的なメリットはもちろん、社内の環境意識を高めたり、自治体では子ども向けの環境イベントに活用されたり、さまざまな切り口でお客様に活用いただいています。障がい者雇用など、ダイバーシティの促進に役立ててくださるお客様もいます。一方で、海外はまさにこれから。これまで世の中になかった製品だからこそ、導入していただく糸口をつくることがまず難関です。幸い、中国を中心に認知度は徐々に上がってきているので、それをいかに販売に繋げるかが目下の課題ですね。国や地域によって製品への共感ポイントが異なるため、その点をしっかり見極めながら、国内の成功事例を販売会社へ的確に共有することに力を注いでいます。

これがPaperLabの実機。社内外の注目は高く、デモンストレーションも盛んに行われている。
自治体の子ども向けイベントでも活躍。環境問題の啓発や、地域循環モデルの構築にも貢献している。

03

お客様の声で再認識した、
PaperLabの素晴らしさ。

これまでに携わった仕事で、最も印象に残っているのは?

入社3年目に、グループの販売会社であるエプソン販売へ研修に行ったことです。お客様の声をじかに聞き商談するという、貴重な経験ができました。お客様は、PaperLabのどこに関心を持っているのか。何を課題視しているのか。導入にあたっては、どんな社内プロセスを経ることが必要か。そのどこが障壁になりそうか。サポートという立場からは掴み切れなかった、リアルな発見に満ちた日々でした。研修期間はもともと半年の予定でしたが、延長を申し出て9カ月間にしてもらったほどです。

お客様とのやりとりで、思い出深いものはありますか。

PaperLabを高く評価していただけると、やっぱり嬉しかったですね。中でも、「環境に対する従業員の意識が上がった」といったお話しを聞けたのが本当にありがたかったです。こういった数値に現れにくい価値は、直接お聞きするからこそ強く実感できるもの。同時に、私が感銘を受けたPaperLabの素晴らしさを客観的に再確認することにもつながっています。あの時の経験をしっかりと行動に織り込みながら、これからも一件一件の商談に寄り添ったサポートを続け、PaperLabの世界進出に貢献したいと思っています。

エプソンで今後挑みたいことは?

常にお客様目線で考え、最適な提案とは何かを模索し続けたいと思います。そこで得た気づきを製品開発や販売活動に生かすことで、国内外のお客様にエプソン製品を届けていきたいです。PaperLabをはじめとするBtoB製品の営業活動のやりがいは、ひとつひとつの案件が大きく、しかもお客様にきめ細かくコミットできることです。いずれはPaperLabに限らず、さまざまなBtoB製品でその面白さを味わってみたいですね。

One Day Schedule

1日のスケジュール例

8:30
出社
部と課、それぞれの朝礼に参加。直近のスケジュール確認や、相談事項の共有を行う。
9:00
PaperLab関係者ミーティング
戦略部門や企画部門とミーティング。案件ごとの商談状況や販促活動について報告。今後の進め方について議論する。
10:00
メールチェック
海外の販売会社からのメールをチェック。販促物についてのアイデアや販促活動推進などをやりとりする。
14:00
ソリューションセンターでのご案内
昼食後、ショールーム機能も持つソリューションセンターにお客様や海外の報道関係者をご案内。PaperLabのデモを披露。
16:00
海外の販売会社とのミーティング
定期的に設けているミーティング。主に商談状況のアップデートを行う。
18:00
帰宅
帰宅途中で買い物をすることも。日常の買い物にはまったく不便がない。

Off Style

オフの過ごし方

長野県には、入社前からウインタースポーツを楽しむために訪れていました。冬はゲレンデ、夏にはキャンプなど、自然の中でのレジャーを楽しんでいます。私が住んでいるエリアでは、家からほんの数分だけ車を走らせればのどかな景色が広がる一方、買い物など日常の暮らしにはまったく不便がないのがいいところ。趣味としてのショッピングがしたくなった時には、軽井沢に出かけています。