Interview
社員インタビュー
チャンスの多さが、
電源設計への興味を実力に変えた。
N.H.
プリンター企画設計
2018年キャリア入社
前職:電気機器メーカー
- 経歴
2015年〜2018年:太陽光発電用パワーコンディショナーの開発
- 経験・スキル
-
- エレキ回路の設計・評価
- 入社動機
電源設計に興味を持ち、新製品の発売機会が多いプリンターなら多くの経験が積めるのではないかとエプソンを志望。結婚を控えていたため、待遇や勤務時間の改善が見込めることも動機の一つ。
01
新製品の数は、挑戦できる機会の数。
転職を決意した理由を教えてください。
前職ではパワーコンディショナーの開発に携わっていたのですが、その一環として電源設計を経験し、面白さに目覚めました。意図した動作や出力を実現するためにカスタムパーツをつくることが多く、職人技のような奥深さを感じたからです。けれど前職の場合、製品開発の機会は1年に1回あるかないか。もっと多くの製品開発ができる業界はないかと求人をチェックしていて、エプソンを見つけました。調べてみると、特にインクジェットプリンターは多くの新製品が1年に何回も発表されています。これならきっと開発のチャンスが多いし、つまり経験も積みやすい。さまざまな挑戦もできるのではないかと想像しました。
入社直後から電源設計に関わることができましたか?
実は入社直後の配属は電源設計ではなくて、企画部門から降りてくるコンセプトを製品へと落とし込んでいく役割を担うエレキ部門に配属されました。ただし、結果的にはこの配属が大正解だったと思っています。立場上、企画や機械設計、生産技術など、さまざまな部門との接点が生まれたからです。その後機が熟して設計担当になり、プリンター事業部の中では最大スケールの電源設計に携わっている今も、当時の人間関係を生かせているのは大きいですね。あの最初の配属には本当に感謝しています。
02
初めての主担当でつかんだ省エネ大賞。
これまでに経験した中で、もっとも印象に残っている設計は?
2020年に経験した、インクジェット複合機向けの電源設計です。プリントが高速なので大きな電力を必要とする一方、環境負荷低減のために省エネも実現しなければならないというハードルの高さ。しかも私にとっては、初めて主担当に任命されたプロジェクトでした。前職では、ちょっと考えられないレベルの思い切った任せ方ですね。そのような状況でしたが、私自身は楽観的に考えていました。設計部門に配属されたばかりで右も左もわからないのが逆によかったのか、単純に「いよいよつくれるんだ」と嬉しかったのを覚えています。
開発は順調でしたか?
経験の少なさゆえに、やはり苦労しました。前職で学んだ電源回路の設計や試作、評価などの経験はそのまま生かせたものの、新たに学ばなければいけないことは多いし、社内的に注目を集める製品だったこともあってプレッシャーも大きい。それを乗り越えられたのは、チームメンバーの協力があったからだと思います。私の至らない点を的確にサポートしてもらえたおかげで、最後までやり遂げることができました。リリースされた製品は、一般財団法人 省エネルギーセンターの2023年度省エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞するという成果も残すことができ、自信につながっています。
03
抱え込みそうな自分に、
チームが気づいてくれる。
ご自身にとって、エプソンで働く魅力とは?
先ほどのエピソードでも触れましたが、チームで一丸となることを大切にしている会社です。私はもともと抱え込みやすいタイプで、仕事を割り振るべき時にもつい自分でやってしまう。それが前職での悩みでした。エプソンでは、そういった偏りにチームの誰かが必ず気づいてくれて軌道修正をしてくれます。また、チーム内で意見を交わしやすい空気感も気に入っています。自分のアイデアに「こういうのもあるんじゃないか」という別の視点が加わって洗練されていくのは本当に楽しいものです。「キャリア入社だから」という遠慮もしたことはありません。
働きやすさについてはいかがですか?
エプソンに入社してから子どもが2人生まれました。そういったこともあって、福利厚生制度、特に育児制度の充実には助けられています。中でもよく利用するのは時間単位年休。有給休暇を1時間単位で取得できるので、子どもの送り迎えや急な発熱の時に便利です。上司の了承を得ることで、午後から在宅勤務に切り替えることもできます。フレックス勤務もコアタイムがないので使いやすいですね。チームの中にも育児中のメンバーが何人かいるのですが、やはりこうした制度をしっかり活用しているようです。
エプソンで今後挑みたいことは?
次世代半導体を用いた電源の高効率化や小型軽量化など、さらなる省エネに取り組んでいきたいと考えています。環境への配慮や貢献というのは、エプソングループ全体の方針ですが、その中で実際の仕事として省エネに関わることができ、背中を押してもらえるのが嬉しいですね。社会貢献の実感も非常に大きいです。
One Day Schedule
1日のスケジュール例
- 8:30
-
- 出社
- 自宅から車で20分ほどかけて到着。
- 8:45
-
- 朝会
- 11人のチームメンバーが集まり、抜け漏れがないようタスクを確認し合う。
- 9:00
-
- 資料作成
- このあとの打ち合わせで担当者ごとの進捗確認をするため、管理表を作成。
- 10:00
-
- 打ち合わせ
- お互いに仕事の成果を共有し合う。先ほど作成した管理表も活躍。
- 12:00
-
- 昼休み
- 食堂で一人ゆっくりランチを楽しむ。
- 13:00
-
- 資料作成
- 電源以外の関係部門との打ち合わせを控え、説明資料や部課長への報告資料をまとめる。
- 15:00
-
- 打ち合わせ
- メカ設計、生産技術、エレキの他グループなどを交えた各種検討。
- 18:45
-
- 退社
- 帰宅して子どもたちと晩ごはんを食べ、一緒にお風呂へ。
Off Style
オフの過ごし方
おてんばな娘と泣き虫な息子を連れて、公園などに遊びに行くことが多いです。特に塩尻市には、子どもが楽しめる施設が多いので助かっています。また、車でも電車でもあちこちに行きやすいのが便利ですね。娘のお気に入りのキャラクターがいる千葉のテーマパークや、東京にいる妻の兄家族のところもときどき訪れています。長野に住んで10年になりますが、まだまだ行ってみたいスポットがたくさんあります。そのうち、上高地まで泊まりがけで避暑に出かけてみたいですね。