入社動機

留学で鍛えた語学力を生かすため、グローバルに展開する日系メーカーを志望。長野の自然や面接官の人柄にも魅力を感じてエプソンに入社。

01

豊かな自然、グローバルな事業。

入社動機について教えてください。

大学在学中に海外留学を経験しました。留学先はノルウェーでしたが、さまざまな国や地域から学生が集まっていたので授業は英語。この時に鍛えられた英語力を、仕事でも生かしたいという思いがまずありました。そのチャンスが多いのは、やはり海外でビジネスを展開している日系メーカー。中でもエプソンに惹かれたのは、長野で働けることが大きかったですね。それまで長野にはスキーをしに来たことしかなかったのですが、住む場所として改めて見直してみれば、自然は多いし、都心のような満員電車での通勤ラッシュもない。そんな恵まれた環境と、グローバルな事業が両立しているところが魅力的でした。

DX推進部門に配属された経緯は?

入社してまず配属されたのは、プリンターの生産管理・調達部でした。仕事はとても面白かったのですが、月日を重ねるにつれて「ずっと同じ職場にいていいのだろうか」と思うようになりました。できることの幅を広げるために、今とは違う経験も積んでみたい。新しいことに挑戦してみたい。そんななかで、DX戦略推進部の社内公募です。当時の私はDXについてほとんど知らなかったのですが、単語としては社内でもよく目にするようになっていましたし、DXと名のつく部署も増えつつある。会社が力を入れ始めている新分野ということもあり、自分も何か貢献したい、と考え応募に踏み切ったのが入社5年目でした。

02

一筋縄ではいかないDX推進。
課題の発掘にまで踏み込む。

現在の業務について教えてください。

エプソングループのDX推進の中で重要となる「グローバルコミュニケーション」という役割を担っています。業務の中心はグローバル会議の企画推進。エプソン本社と国内外の関係会社のDX推進責任者が一堂に会し、方針の共有やその実行に向けた課題の検討などを行う場を設け、その会議を運営しています。また、関係会社間のコネクションを深め、お互いに協力しやすい環境を整えることも目的の一つです。とはいえ、会議を開いただけで自然とDXが行きわたるほどことは簡単ではなく一筋縄では行きません。何のために会議があるのか。そもそもなぜ、DX推進にグローバルコミュニケーションが必要なのか。本質に立ち返り、背景にある課題を突き止めることも心がけています。

たとえば、どのような課題があるのでしょうか。

見えてきたことの一つに、語学力への不安があります。DXに関する方針、たとえばシステムの刷新やセキュリティの強化などは、基本的にセイコーエプソンが決めて世界に展開します。ところがその過程で、各国の法規のような現地と話したほうが早いことまで日本国内で調べてしまう。日本側に「語学力が完璧でないと海外とは議論しにくい」という先入観があるようです。結果として方針決めに時間がかかりやすく、的外れなものになってしまうリスクもあります。こうした課題を洗い出して解決すれば、もっとスムーズなDX推進が可能になり、コストの最適化やデータ活用などに本格的に取り組む土壌が生まれるのではないかと感じています。

キャンプ場のような会議室にて。長野らしさと遊び心がたっぷりで、事業所では大人気。
長野に来てからワインにハマる。仕事を頑張ったあと、友人と味わうワインは最高。

03

疑問を放置しない。
その姿勢がコスト削減に結びつく。

入社以来、いちばん印象に残っている仕事とは?

生産管理1年目の取り組みで実現したコスト削減です。物流の課題について検討している時、トラックの積載率に余裕があることに気づきました。確かめてみると「急な荷物の変更があっても対応しやすいように」という狙いがあったようですが、極端な言い方をしてしまえば空気を運んでいるようなもの。積載率100%を目指して調整を積み重ねた結果、年間200万円というコスト削減につながりました。決まったこと、言われたことをやるだけではなく、「なぜ?」を繰り返し、答えを突き止め、必要ならば改善していく。この姿勢は、グローバルコミュニケーションの業務でも大切にしていることです。

エプソンの社風を教えてください。

優しい雰囲気の人が多いです。きっと、長野の豊かな自然や開放感が関係しているのだと思います。仕事を始めたばかりの頃はわからないことだらけで、しかも私はこれまでに3回も業務が変わっていますが、そのたびに質問や相談に快く答えてくれる人が周囲にいる。そのおかげで救われたと思っています。また、「仕事がひと段落したら、有休を取って温泉に行く」といった人も多く、メリハリのある働き方の考えが広く社員にも浸透している会社だと感じています。

エプソンで今後挑みたいことは?

時代が急速に変化する中、エプソンもまた、変革が必要な時期を迎えていると思います。グループ国内外関係会社とエプソンとのつなぎ役として、DX推進による変革を支えていきたいと考えています。そして、チームリーダーなどのポジションにも挑戦し、キャリアアップも果たしていきたい。しっかり働いて、おいしいご飯とワインを楽しむことをモチベーションにがんばります。

One Day Schedule

1日のスケジュール例

8:30
出社
メールのチェックや返信、打ち合わせ資料の確認を行う。
10:00
打ち合わせや定例会
業務の進捗状況を共有し、課題があれば解決を模索。
11:00
アクションアイテムへの対応
打ち合わせで担当業務となった自分のタスクをこなす。
12:30
昼休み
昼食と休憩。
14:00
チーム連絡会
チームメンバーと進捗を報告し合い、必要な相談も。
15:00
資料作成など
今後に向けた資料のまとめやメールへの対応。
17:15
退社
残業になることも時にあるが、それでも19:00までには帰る。

Off Style

オフの過ごし方

平日の仕事終わりはジムで筋トレやヨガ。仕事でなかなか結果が出ない時も、ジムでは自分の成長が感じられるのでいい気分転換になります。休日は友人と松本で食事をすることが多いです。松本や塩尻には地元の素材を生かしたイタリアンやフレンチのお店がたくさんあります。長野に来てから好きになったワインを食事と一緒に楽しんでいます。また、松本は音楽も盛んでライブハウスが何軒もあり、秋にはフェスも開催されます。田舎のようで、意外にシティライフが楽しめる長野。住んで7年になりますが、飽きることなく楽しんでいます。