Interview
社員インタビュー
強い完成品を持つエプソンで、
ICの可能性を探る。
Y.Y.
IC商品開発部
2016年新卒入社
工学部 電気電子
- 入社動機
学生時代に楽しんだ半導体や電子回路の設計を仕事にするため、強い完成品を持ち、半導体を内製しているエプソンを志望した。
01
半導体による困りごと解決で、
製品力を高める。
半導体や電子回路に関わるために、なぜエプソンを選んだのでしょうか。
最初は半導体や電子デバイスのメーカーを検討していたんです。でも、ふと思いました。「半導体しかやっていないメーカーが、半導体でつまずいてしまったらどうなるんだろう」。その心配から、強い完成品を持ち、使用するICを自社でつくっているメーカーも検討することに。言うまでもなくエプソンには、競争力の高い完成品が数多くあります。振り返ってみれば、私がレポートを出力していたプリンターも、講義に使われていたプロジェクターもエプソン製。これだけ広く行きわたる製品を、力強く支えるような仕事がしたいと思いました。
現在の仕事内容を教えてください。
入社から一貫して、完成品向けのIC開発に携わっています。設計者との対話を通じて完成品における問題点を把握し、半導体による解決手段を提案。実際に形にします。要素開発から量産に至るまで、あらゆるフェーズを幅広くみていますね。また、社内展示会などを通じてざっくばらんに声がかかることもあります。「こんなことで困っているんだけど、あの時に発表していた技術が使えないだろうか」といった具合です。ものづくりに対して本当に真剣に向き合う会社ですから、その一員として課題解決に取り組めるのが面白いですね。
02
完成品設計者とデスクを並べ、
新しい視点を学ぶ。
完成品メーカーでICに携わるメリットはなんでしょう。
完成品設計者との距離を縮めやすいことでしょうか。入社2年目のことですが、私はプロジェクター向けのLD光源駆動ICに携わりました。しかも、プロジェクターを手がける事業部にデスクを移し、完成品設計者と並んで仕事をすることになったのです。もともと完成品設計者とIC設計者は、「話す言葉がちがう」と言われるくらい、ジャンルが異なる存在です。最初は不安で仕方がありませんでしたが、しばらく経つうちに、その環境のありがたさがだんだん理解できてきました。
環境の「ありがたさ」について具体的に教えてください。
まず、言葉がわかるようになる。それだけではなく、完成品設計者が本当は何を求めているのか、言語化されていない部分までリアルにつかめるようになるんです。そうした発見をもとに、明るさの限界の引き上げや、異常の通知機能などについてIC側から提案を行い、その多くが採用に至りました。私自身の視野も広がりましたし、それをIC設計に持ち帰り、いまも仕事に活かせているのはとても大きな財産だと感じています。
03
1から挑むからこそ、
壁にぶつかるのも楽しい。
画期的なICの開発にも取り組んでいるそうですね。
プリンター用の電源制御ICですね。いま提供中のものをさらに改善し、一般的な基準の上を行く、高効率・大電流を目指しています。技術力向上のためのトライ、という側面もあるのですが、胸を張れるものができたら、ぜひとも社内提案を行って完成品に搭載したいですね。きっと、社外からも羨ましがられるものになると思います。
難易度は高そうです。
壁はいくつも出現すると思います。でも私自身は、壁にぶつかることを楽しめるタイプ。社内で1から技術を育てようとするエプソンだから味わえる壁ですし、解決に挑む人を全力でサポートする姿勢もあるからです。市場に出るまでは数年かかるかもしれませんが、その時の解放感はものすごいはず(笑)。生み出した技術が完成品としてお客様に受け入れられていく嬉しさを、これからも追求したいと思います。
エプソンで今後挑みたいことは?
お客様が抱える真の困り事を見つけ出し、お客様のやりたいことを実現する魅力ある製品を創りたいと思っています。その実現のために、ICを通じた価値提供だけでなく、ICを用いた完成品システム全体での価値創出に挑んでいきたいです。完成品事業とIC事業のエンジニア同士の距離間が近いエプソンだからこそ実現できる挑戦だと思います。
One Day Schedule
1日のスケジュール例
- 8:30
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- 出社
- 出社早々、ほかの社員からアイデアをぶつけられ、一気に目が覚める朝も。
- 9:00
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- 制御モデルの構築と検証
- 一人でPCに向かいつつ、周囲からの相談も受ける。コミュニケーションは多め。
- 9:30
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- ミーティング
- 成果報告や課題の相談など、2拠点をつないで開催。90分あっても足りないほど白熱。
- 12:00
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- ランチ
- 同期と一緒に。最近、定番の話題は「どこに土地を買う?」「どんな家にする?」。
- 13:00
-
- 設計
- 回路とレイアウト設計。分業もできるが自分は一貫させる。進め方の自由度が高い。
- 16:00
-
- ミーティング
- 他部門と進捗状況を確認。機能面の要望を聞き、スケジュールをすり合わせ。
- 18:00
-
- 退社
- 翌日のスケジュールを確認し、帰宅。夫婦の食事を用意することも。
Off Style
オフの過ごし方
いくつもの県に囲まれている長野は、車であちこちに行きやすいのがメリット。夫婦でおいしいものを食べに行くのが好きです。特に、日本海側へ海鮮を食べに行くのがお気に入り。また、最近は音楽を聴くのにハマっており、ノイズキャンセリングヘッドホンを買って楽しんでいます。