入社動機

ものづくりができる会社への入社を希望していたが、ほとんどが苦手な都心にあることに躊躇。そんな時にエプソンを知り、立地はもちろん、知名度などにも安心感を覚えて入社。

01

先輩の声で確かめた、
求人票どおりの働きやすさ。

就職先としてエプソンを意識したきっかけを教えてください。

通っていた高専で求人票を眺めていて、エプソンを見つけました。読み進めてみると「勤務地:長野」と書いてある。そこでまず、心が動きました。もともとメーカーに入りたいとは思っていましたが、有名な会社の多くは都心にあり、人混みが苦手な私にとってはハードルが高い。長野県ならその心配はありませんし、なんといってもCMでもよく見かける大企業です。自分が携わった製品を多くの人に使っていただき、その反響を味わうチャンスがありそうだと感じました。

求人票のほかには、どのような情報収集をしましたか?

エプソンに入社した知り合いに話を聞いてみました。最も知りたかったのは「求人票と実態にギャップがないか」。「入社してみたら話が違った」ということだけは避けたかったのです。答えは「ギャップは全くない」。これは、実際に入社した私も胸を張っていえます。本当にギャップはなく、求人票に書かれたさまざまな制度からイメージした通りの働きやすさでした。例えば、有給休暇の取りやすさもその一つ。実家の熊本へ帰省するうえでも、とても便利です。

02

網羅的なリスクアセスメントで、
「ちゃんと止まる」技術を追求。

現在の仕事内容を教えてください。

携わっているのは産業用ロボットのコントローラー。機能安全認証の取得を目指し、新機能を実現する開発チームでリーダーを務めています。機能安全とは、「ロボットが正しく動作しなかった場合に、安全にストップさせる仕組み」。認証があると進出できる国が増えるなど、世界的な市場拡大のチャンスが生まれます。外部の認証機関とも連携しながら、開発と評価、そして審査対応に力を注いでいます。晴れて審査に通ると、チームで打ち上げに行くくらい盛り上がりますね。また、エプソンは人と同じ空間で動作するロボットの開発に力を入れていますが、作業者のリスクを低減するには「何かあればちゃんと止まる」ことが必要不可欠。私の仕事には、そのための知見を蓄積するという側面もあります。

特に印象深かったのはどんな開発ですか?

機能安全設計における私の初仕事、コントローラー「RC700-E」の開発です。ロボットが動作する領域とスピードをあらかじめ設定し、それを超えてしまった場合にストップさせる機能において、エプソンにとっては初めて認証を取得できたケースになりました。私としては、機能安全の基本的な考え方や回路設計の知見、それにリスクアセスメントの手法を蓄積できたのが大きな収穫でしたね。「お客様がどんな使い方をするか」を把握することが、機能安全設計においては非常に重要です。営業を介したヒアリングはもちろん、開発者自身が仮説を立て、網羅的にリスクアセスメントを行うことが求められます。いまだに難しさを感じる部分ですが、この時に学んだことがベースとして生きていると感じています。

制振をはじめ、高度な技術が複雑に絡み合うエプソンのロボット。底が見えないほどの奥深さが、技術者にとってのやりがい。
冬になるとよく訪れる白馬のスキー場。景色も雪質も格別で、九州から来た直後は思わず感動。

03

利益よりも安全を優先。
働くことを誇れる会社。

エプソンの強みを教えてください。

とてもしっかりした会社だと思います。例えば、法令を守る意識が非常に高い。利益よりも安全を重視し、法令を遵守して事業を行っている。当たり前といえばそうかもしれませんが、私たち社員も胸を張って働くことのできる社風です。開発における強みを挙げるなら、事業所が長野県内に集まっていることですね。ほかの事業部の意見を気軽に聞きに行ったり、状況を自分の目で確認したりすることができます。そこで得た情報を開発に盛り込むことで、完成度を高められていると思います。

高専卒であることで、ポジションなどに違いはありますか?

会社によっては、高専卒と大卒とで差が出ることもあると聞きます。けれど、エプソンには一切当てはまりません。出身校などに関係なく、あくまでも一人一人の適性や希望に沿って、仕事を任せてもらえていると感じています。私は家庭用プロジェクターのエレキ評価からキャリアをスタートしましたが、やがて会社からの提案で現在の部署に異動。それまでのデジタル回路から、より大きな電流が流れるアナログ回路を扱うようになりました。慣れるまでは苦労もしましたが、経験の幅が大きく広がったことを嬉しく思っています。エプソンは、個性に合わせた配属やキャリアアップが期待できる会社。私と同じ高専卒の方にも、不安なく入社していただきたいと思います。

エプソンで今後挑みたいことは?

ロボットは、お客様から見れば生産ラインの1要素にすぎないと思っています。お客様が思い描く理想のものづくりを実現するために、あるべき生産ラインとは? そんな視座に立って、生産ライン全体に大きな付加価値を提供できるような製品やシステムを開発していきたいですね。エプソンにはそういったソリューションを手がけている部署が既にあるので、連携しながら視野を広げていけたらと考えています。

One Day Schedule

1日のスケジュール例

8:45
出社
出社早々、朝会に参加。連絡事項の共有を行う。
8:50
業務の準備
勤怠入力を行い、メールをチェック。各所からの依頼事項に返信しながら、やるべきことの優先順位をつける。
9:15
資料作成、設計・評価
認証機関への提出資料をまとめたのち、CADで設計作業。それが一段落すると、実験室へ移動。オシロスコープなどを使った評価を行う。
12:00
ランチ
食堂に行くこともあれば、デスクで昼寝することも。
13:00
昼会
毎日開催される昼会。短時間ながら、チーム内の情報共有を行う大切な場。
13:10
資料作成
会議資料などを作成する。
14:00
定例会
チームのメンバーが集まり、進捗や課題を共有。検図や設計内容確認のための会議が開かれる場合も。
15:30
資料作成、設計・評価
午前中に行っていた作業の続きに没頭。
17:30
退社
定時に退社。友人とのオンラインゲームに備えて食事と入浴。

Off Style

オフの過ごし方

引っ越して、風呂が大きくなりました。平日は湯船にゆっくりつかりながらYouTubeを楽しみ、そのあとは高専時代の友人とオンラインゲームに没頭することが多いです。休日は、夏の間はショッピングか家でゆっくり過ごします。冬になると、同期に誘われて始めたスノーボードへ。高専時代に熊本で一度経験しただけのレベルの私にもはっきり違いがわかる長野県の素晴らしい雪質に感動しています。