Interview
社員インタビュー
ソフトウェア開発の川上で、
限界のない成長を楽しむ。
N.O.
プリンター企画設計
2018年キャリア入社
前職:ソフトウェア開発
- 経歴
2007年〜2018年:主に自動車メーカー向けの組み込みソフトウェア開発
- 経験・スキル
-
下記の開発経験
- エンジン制御ECU:スロット制御、クルーズコントロール制御
- ハイブリッドECU:自己診断機能
- ブレーキECU:ブレーキ制御
- 入社動機
より川上からソフトウェア開発に携わり、自分を成長させたいという思いを持ってメーカーを志望。エプソンを選んだのは、技術力の高さと世界中に製品が行きわたるグローバルさに魅力を感じたため。
01
初仕事は、エプソンにとっての初機能。
転職を決意した理由を教えてください。
前職のソフトウェア会社では、当然ですが発注先が決めた要件に基づいて開発を行っていました。その分、自分で開発するという経験が少なく、次第に成長の限界を感じるようになっていました。また、年次を重ねるとともにマネジメント業務が増え、もう少し現場で経験を積みたいと思ったことも理由の一つです。製品開発の初期から関わることができるメーカーを探し、出会ったのがエプソンでした。正直にいえば、エプソンが組み込みソフトを内製しているイメージはあまりなかったのですが、実際には企画、設計、実装、評価まで一貫して自社で行っており、技術力も非常に高い。この環境なら成長できそうだと思えましたし、開発したものが世界中のユーザーに使っていただけることも魅力でした。
入社後の初仕事は?
インクジェット複合機のハードディスクにデータを蓄積し、必要な時に利用できる「ボックス機能」の一部を担当しました。当時のエプソンにとっては初めての機能で、私自身も使った経験がないうえに、そもそもプリンターについての知識も乏しい状態。チームはもちろん、ファームウェア開発に携わるさまざまなメンバーや有識者の力を借りながら、どうにか搭載にこぎつけました。この経験が貴重だったのは、ボックス機能がファームウェア内のさまざまなモジュールと関係していた点です。各モジュールの機能について理解が自然と深まり、さまざまな担当者との関係性づくりにもつながりました。入門編としてこれ以上はない仕事にアサインしてもらえたところに、エプソンらしさを感じます。
02
ローテーション制度で、
ファームウェア全体の推進担当へ。
入社以来、関わってきた仕事を教えてください。
つい最近まではボックス機能に関わってきましたが、今は高速インクジェット複合機のファームウェア推進担当をつとめています。プリンターの一機能にとどまらず、ファームウェア全体の進捗管理や関係部署との折衝を行う、より幅広い知識と視野が求められる立場です。この異動は、エプソンのローテーション制度によるもの。一つの専門性を深めるだけではなく、さまざまな領域を経験することで自分の引き出しを増やしていける、非常にいい制度ですね。
前職での経験はどのくらい生かせていますか?
前職で蓄積した組み込みソフトウェアの開発経験はかなり生きていると思います。プリンターに関わるのは初めてだったものの、各工程でやるべきことは共通しており、チームで連携しながら進めていく点も同じです。推進担当としては、各メンバーの進捗状況を把握し、製品全体への影響を考慮しながらスケジュールを管理するスキルなどが特に役立っていますね。一方で、法規制や知財への配慮が必要なのは新鮮でした。製品メーカーで開発を行うことの難しさと面白さを感じながら、知識の吸収につとめています。
03
自社開発だからこそ、
技術力の高い専門家が集まる。
入社して気づいたエプソンの強みとは?
自社開発だからこそ、社内にさまざまな専門家が揃っています。しかも、一人ひとりの技術力がずば抜けている。わからないことがあっても頼れる相手がいるのは心強いですし、スムーズに仕事を進める原動力になっていると思います。この環境があるからこそ、まず若手に任せるというエプソンの社風も成り立っているのではないでしょうか。ベテランから若手まで、全員が協働しながらよりよい製品をつくりあげることができる会社だと思います。
改めて、エプソンに入社してよかったというポイントを教えてください。
大きく2つあります。まず、念願だった川上の工程にしっかり関われていること。頼れる専門家が多いこととも相まって、前職での不安だった成長の限界を感じることなく仕事に打ち込めています。もう一つは、待遇の充実とワークライフバランスです。転職にあたっては家族とともに長野に移住する必要があり、特に妻は不安だっただろうと思います。それでも今、何の不自由もなく暮らせているのは、想像以上に生活に便利な長野の土地柄と、エプソンらしく行き届いた待遇や福利厚生があってこそだと感じています。
エプソンで今後挑みたいことは?
私は今、エプソンが力を注いでいる高速ラインのインクジェット複合機を担当しています。この推進業務を確実に実行することで、機能も品質も他社に負けない製品を市場に投入できるよう、ファームウェア全体を前進させたいと思っています。業務を通じて私自身も経験と知識を蓄え、より多くのお客様に選んでいただけるような魅力ある製品開発につなげられたら嬉しいですね。私が成長することで、エプソンの成長にも貢献したいと願っています。
One Day Schedule
1日のスケジュール例
- 8:30
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- 出社
- メールを確認し、今日やるべきことを整理する。
- 9:00
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- 朝会
- 推進チーム内で、お互いの業務の進捗状況を確認。
- 9:30
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- 機種業務
- 試作機の準備やファームウェアのリリース作業。
- 12:30
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- 昼休み
- 午後に向けて英気を養う。
- 13:30
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- レビュー
- コード変更についてリーダーを交えて検討を行う。
- 14:30
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- プロジェクトの全体会議
- 他部門を含めた関係者がTeamsで集まり、プロジェクトについての確認と検討。
- 15:30
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- 要求内容の検討会議
- 企画部門から企画のオリエンを受け、実現に向けた精査と問題点の洗い出しを行う。
- 18:00
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- 退社
- 電車に揺られて帰宅。
Off Style
オフの過ごし方
近所に公園が多いので、休日は子どもたちのリクエストに応じて、毎回違う公園に出かけています。中でもよく行くのは松本空港のスカイパーク。それから、道の駅が併設されていて食事や買い物に便利な小坂田公園も行きつけです。最近は長男の自転車練習に付き合っていますが、もう少しで乗れるようになりそう。成長の速さには本当に驚かされます。また、私も子どもも温泉が大好きなので、日帰りで入ってくることもよくあります。岐阜や山梨、静岡の温泉にも行きやすいので、温泉好きにはたまりません。