経歴

2018年〜2023年:大手監査法人

経験・スキル
  • 監査
  • 公認会計士(2021年登録)
入社動機

2年前に長野へ移住。しばらくはリモートで前職に関わったのち、長野での転職を決意。上場企業での監査経験を生かしながら、自身の経験を広めたいとの思いもあってエプソンの財務経理部へ。

01

夫婦で決めた長野への移住。

入社前に長野に移住されたそうですが、きっかけを教えてください。

3年前まで、夫婦で大阪に住んでいました。当時は2人の勤め先がどちらも遠距離で、私は神戸で夫は名古屋。リモートワークを活用しながら頑張っていたものの限界を感じるようになっていましたし、夫婦のすれ違いも増えていました。このままでは厳しい。もう一度、暮らす場所からしっかり見直してみようと夫婦で相談した時、浮かんできたのが長野です。それまでも長野には年に何回か出かけていました。私は登山、夫はスノボと、関西にはない雪山の楽しさを味わっていました。そのように趣味の時間も大切にできる長野への移住は、とても魅力的な選択肢でした。

移住後、エプソンを選んだ理由は何ですか?

移住してからも1年ほどは、前職である監査法人に勤め続けました。引き継ぎも兼ねてリモートで働き、それが一段落したところで、改めて長野で仕事を探したんです。経理をやろうと考えたのは、それまでとは違う目線で経営や数字を見てみたかったから。監査をしていた私にとって、経理はクライアント側。いずれ監査に復帰するのか、それとも違う道を行くのかは決めかねていましたが、どちらに進んだとしても有益な経験になりそうですし、上場企業の監査をしてきた私の知見を役立てられると思いました。

02

当事者意識をもって、
スケールの大きな期末決算と向き合う。

現在の仕事内容を教えてください。

エプソン単体での決算業務、監査対応、税務申告調整などに携わっています。山場となるのは、やはり3月の期末決算ですね。会社の規模が大きいので、決算調整仕訳の金額も1本1本が大きく、計上するのに緊張しました。また、期限が厳密に決まっている中で、必ずしも正解がないものを適切に会計処理に落とし込んでいく難しさも痛感しました。会計基準はあるものの解釈に迷うケースも多く、手探りの連続です。さまざまな壁を乗り越えながら、入社して初めての期末決算を無事に締めることができた時は本当に安心しました。

監査の経験は生かせていますか?

会計基準についての知識は、土台としてそのまま生かせています。また、監査の目線でポイントとなる点を意識し、業務を進めることもできています。逆に苦労しているのは、やはり会社規模の大きさと、あとはエプソン用語の多さでしょうか。たとえば子会社や製品の名前はアルファベットの略称で表記されるのですが、資料で目にしてもすぐには判断がつきません。これから覚えていかなければならない部分ですね。一方で、いくつものクライアントを担当していた監査時代と違い、エプソンという一社に専念できるところは新鮮です。一つ一つの業務に当事者意識を持ちながら、じっくり取り組めています。

自宅から眺める朝の常念岳。この雄大な景色を見てから出社できるのはエプソンならでは。
大阪で1LDKを借りる家賃で、長野では一軒家に住める。夫婦の登山道具もたっぷり収納。

03

登山仲間が集まるわが家で。

長野での暮らしはいかがですか?

自然がそばにあるので、春夏秋冬を思いきり味わいながら暮らしています。家からアルプスが見えるので、趣味の登山だけではなく、毎日の景色としても楽しんでいます。家は一軒家を借りているのですが、家賃は大阪時代の1LDKと同じ。趣味の道具をたくさん置けますし、登山仲間が泊まりに来て、翌日は一緒に山へ向かうこともできます。おすすめのスポットを一つ挙げるなら、八ヶ岳の白駒池。晴れた日の清々しさはもちろん、雨の日のしっとりとした雰囲気も好きですね。こんなにも自然にあふれている一方で、車や公共交通機関を使えば2時間半ほどで東西の都市圏に行ける便利さも気に入っています。

働きやすさについても教えてください。

コアタイムのないフレックスタイム制度が導入されているので、柔軟に働くことができます。在宅勤務も財務経理部ではかなり浸透しています。勤務地の広丘や諏訪は比較的雪が少ない地域なのですが、時に雪が積もることもあり、そのような日はメンバー間でうまく調整し、特に多くの人が利用していますね。決算手前の大切な時期ですが、それでもきちんと仕事は回っています。加えて、育児期の時短勤務といった制度も行き届いているので、いずれライフステージが変わっても、無理なく、長く働くことができる環境だと思います。

エプソンで今後挑みたいことは?

まずは自分が担当する決算業務をしっかりこなしていきたいです。職場に蓄積されてきた知見や手法を受け継ぐことはもちろん、より良くすることまで意識しながら、日々の業務に取り組んでいきたいと思います。また、事業や製品についての理解を深めることで、会社を捉える視野を広げ、課題の発見と解決に貢献できたらとも思っています。いずれは事業戦略にも踏み込めるような存在を目指したいですね。

One Day Schedule

1日のスケジュール例

8:30
出社
渋滞につかまらないよう、少し早めに家を出る。
10:00
チーム会
週次の予定や業務分担を共有し、会計処理についての相談や確認を行う。
11:00
デスクワーク
決算準備や業務効率化対応。
12:15
昼会
課内の情報共有を行う。
12:30
昼休み
昼食を食べて、天気が良ければ会社の周辺を散歩。
15:00
会議
四半期や期末のトピックについて各部門にヒアリング。
16:00
デスクワーク
会議でヒアリングした事項をまとめ、会計処理の確認などを行う。
18:00
退社
翌日の業務予定を確認し帰宅。

Off Style

オフの過ごし方

休日は主に山歩きをしています。テントを背負ってのんびり歩き、景色と食事を楽しみ、下山後は温泉に行くのが定番です。日帰りでハイキングできる山も多いので、気分に合わせて行き先を選んでいます。山はもちろん、川や湖にも自然を楽しむ遊びが豊富にあるので、これから挑戦していきたいと思っています。